2007年06月06日

インド、カースト騒乱で28人が死亡

 >これだけは知っておきたい今日の国際・海外ニュース

 ▼今日のポイント▼
 インド、カースト騒乱で28人が死亡


 <解説>
 首都ニューデリーに近いラジャスタン州で、最下層のカースト
 に属する部族が暴徒化し、警察当局と衝突、28人が死亡する
大きな騒乱となった。

 騒動を起こしたのは、遊牧民をルーツとするカースト「グジャ
 ール」に属する人々で、州政府に対し、教育や就職での優遇
 措置が受けられる「指定カースト」への登録を要求するデモが
 エスカレートし、大混乱を招いた。

 インドでは、差別解消のため、下層のカーストに属する人々を
 一定の割合で、国立大学や政府機関に入学、雇用させる「指定
 カースト」制度を実施しており、選ばれなかったカーストから
 強い不満の声があがっていた。



 ■今日のキーワード■ カースト騒乱の背景
 ⇒ インドでは、カーストによる差別の解消として、指定した
 特定の下層カーストの中から、国立大学への入学や政府機関へ
 の就職に対し、一定の特別枠を設けて優遇している。

 例えば、中央政府機関の職員や国立大学の学生の22%、地方
 政府職員の37%までが、指定枠として、特定の下層カースト
 に割り振られているのが現状である。

 当然、この指定カーストに選ばれなかった、それ以外の下層
 カーストは強い不満を持ち、また一方で、特別枠により定員が
 減らされたことで、公平な競争が行われていないとして、上位
 のカーストからも反感を買っている。

 実際に「努力しても報われない」として、上位カーストの学生
 らによるデモが全国で起きている。

 今回の騒乱は、先の総選挙で勝った州首相が、選挙の際、
 「グジャール」の部族を指定カーストに登録することを公約した
 が、当選後も一向に登録される動きがないことに業を煮やした
 住民らによるものであった。


 <カテゴリー:アジア>  他の重要キーワードはこちら
 http://ken-herbie.com/asia.html



 ■クイズ −世界情勢キホンのキホン−■ 
 :昨日の問題(難易度3)

 (問)昨年のサミットの開催地は、どこでしょうか?
 (答)ロシア(サンクトペテルブルク)

   *ロシアで初の開催となった昨年のサミットは、プーチン
    大統領の故郷・サンクトペテルブルク(旧のレニング
    ラード)で開かれました。


   
 :今日の問題(難易度2)←正解は明日のメルマガorサイトにて

 (問)インドにおけるカースト制度は、いつの頃より始まった
    のでしょうか?
       ア・紀元前から
       イ・中世(8世紀ごろ)
       ウ・近世に入って(19世紀)


 
 ■世界のトリビア■  − インド −
 <初対面は英語>

 インドの公用語はヒンディー語ですが、初対面の挨拶では大抵
 英語で会話を始めます。

 英語教育が行き渡っているからではありますが、実は、別に
 理由があります。

 インドには公用語と準公用語だけ19もあり、地域の言葉を
 含めると、その十数倍にもなります。 初対面で自分の生まれ
 た地域の言葉で会話しても、通じないことが、よくあります。
 どうせなら初めは英語で話したほうが、手間が省けるという
 わけで、その様な慣習が生まれました。

  

 ■フロム・ザ・ワールド■   ウィーン少年合唱団
 ウィーン少年合唱団が来日中です。あのシューベルトも団員と
 して活躍していたという500年以上の歴史を持つウィーン
 少年合唱団は、元々、オーストリアの宮廷のためだけに歌って
 いた「王室お抱えの合唱団」でした、1900年代に入って、
 慢性的な財政難から、王宮以外でもコンサートを開く様になり
 ました。

 現在は1年に数ヶ月、世界各地へと演奏旅行に出かけ、年間
 300回以上の公演を行っています。

 10〜14歳の少年約100名は全員、宮殿での全寮制生活を
 行い、礼拝堂での勤務も行いながら、宮廷音楽家の伝統を受け
 継いでいます。

 さて、今年は、日本人初の団員(13歳)が来日して話題を
 呼んでいますが、(大きな騒ぎにならない様にと、少年の
 本名は伏せられています)彼は10歳の時に、ウィーン少年
 合唱団のコンサートを見て感動し、両親に内緒で応募したと
 いいますから、すごい行動力ですね。 

 さまざまな分野で、日本の子供たちが世界で活躍しています。

 

 ■視点■ 
 身分制度が差別を生み、そして、特例を認めることで、また
 新たな差別(逆差別)を生むという典型的な悪例と言えるで
 しょう。

 格差社会へとひた走る我が国ですが、もう一度、立ち止まって
 よく考える必要があると私は思います。
 一度、できてしまった「格差」や「差別」は簡単に解消される
 ものではなく、後世にまで間違いなく影響を及ぼすと思うの
 です(ケン)



 ★☆毎日読むだけで、あなたも自然に世界情勢通に!★☆
 <ケン・ハービー事務所のメールマガジン>
 「毎朝1分。今朝の新聞 国際・海外面のポイントを
  わかりやすく解説します」

 PC版メルマガと手早く読める携帯ダイジェスト版
 の2つを毎日配信しています。登録はこちらから↓↓
 PC版>> http://ken-herbie.com
 携帯版>>『ミニまぐ』 http://mini.mag2.com/
 ニュース>国際情勢 から登録して下さい


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 【編集・発行】 ケン・ハービー事務所 
 【お問い合わせ】info@ken-herbie.com
 【提携サイト】 http://sekainews.ojaru.jp/



 <ケン・ハービー事務所の運営サイト>
 ★☆国際情勢のよくわかる解説から、海外の常識クイズ
 世界中から集めたトリビア・雑学まで!
 「世界情勢/海外ニュースの読み方」
 ⇒ http://ken-herbie.com



posted by Office Ken-Herbie at 08:05| ワシントンDC ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。