2007年05月24日

元露スパイ毒殺事件、殺人罪で起訴へ

 >これだけは知っておきたい今日の国際・海外ニュース

 ▼今日のポイント▼
 元露スパイ毒殺事件、殺人罪で起訴へ


 <解説>
 昨年11月、ロシアの情報機関である連邦保安局の元中佐・
 リトビネンコ氏が、ロンドン市内で放射性物質ポロニウム
 210を盛られて暗殺された事件で、英捜査当局はロシア人
 実業家ルゴボイ氏を容疑者と断定し、殺人罪で起訴すると
 発表した。

 ベケット英外相は「この事件は重大な犯罪であり、容疑者を
 英国の裁判所に出廷させるため、ロシアの全面的な協力を期待
 している」との声明を発表し、ロシアにいるルゴボイ氏の身柄
 引き渡しを求めたが、ロシア側はこれを拒否した。

 両国関係に悪影響を与えるのは必至と見られている。

 

 ■今日のキーワード■ リトビネンコ氏毒殺事件
 ⇒ リトビネンコ氏は、7年前、ロシアの諜報機関を退職し、
 プーチン大統領を批判する暴露本を出版し、ロンドンへ亡命
 していた。

 昨年11月1日、リトビネンコ氏はロンドン市内のすしバーで
 イタリア人コンサルタントと会った後、ホテルでロシア人2人
 と会い、紅茶を飲んだことが確認されている。

 その後、同氏は突然体調を崩し、同月23日、病院で亡くな
 った。尿からは、大量の放射性物質ポロニウム210が検出
 された。

 また、残された遺書には、プーチン大統領を事件の黒幕として
 非難する内容が記されていた。

 イギリス検査当局は、同氏とホテルで会っていたロシア人実業
 家のルゴボイ氏が、紅茶にポロニウムを混入させたものとみて、
 捜査を進めていた。

 ロシアでは、昨年10月にも、プーチン政権批判の急先鋒だっ
 た女性ジャーナリストが、自宅アパートのエレベーター内で
 射殺されるという事件が発生している。


 <カテゴリー:ロシア>  他の重要キーワードはこちら
 http://ken-herbie.com/russia.html



 ■クイズ −世界情勢キホンのキホン−■ 
 :昨日の問題(難易度4)

 (問)バルト3国の1つ、リトアニアで、第2次世界大戦中、
    外務省の指示に背いて、渡航ビザを発給し、約6千人の
    ユダヤ人の命を救ったとされる、日本人外交官とは
    誰でしょうか?
 (答)杉原千畝氏

   *生まれ故郷の岐阜県に、杉原千畝氏の記念館があります。
    
    杉原千畝記念館
    http://www.town.yaotsu.gifu.jp/spot/sugihara/annai_1.html


   
 :今日の問題(難易度4)←正解は明日のメルマガorサイトにて

 (問)プーチン大統領は旧KGB(ソ連国家保安委員会)の
    出身ですが、諜報員として、ある国に赴任していた経験
    があり、その国の言語には堪能です。その国(言語)とは?
       ア・ドイツ語
       イ・フランス語
       ウ・イタリア語


 
 ■世界のトリビア■  − 世界5大ミュージアム −
 「エルミタージュ美術館」

 ロシアのサンクトペテルブルクにある国立美術館。

 フランス語で「隠れ家」を意味する「エルミタージュ」という
 名称は、そもそも18世紀の帝国ロシアの女帝エカチェリーナ
 2世専用の美術館であったことに由来します。

 そして、このエルミタージュ美術館の中で、実際にエカテリ
 ーナ2世をはじめとする歴代皇帝が生活をしてきたのです。

 現在のエルミタージュは5つの建物からできており、100年
 の歳月をかけて完成しました。一般へ公開されたばかりの頃は、
 まだ入館は許可制をとっており、正装が条件とされていました。



 ■フロム・ザ・ワールド■   修学旅行は海外へ
 ここ数日、京都では五月晴れの爽やかな日が続いていますが、
 5月と10月は修学旅行のピークでもあります。

 さて、その修学旅行の訪問先ですが、今では、海外へ出かける
 学校が年間1000校を超え、高校ではじつに6校に1校が
 海外を訪れています。

 日程の関係で、時差の多い地域へ行くことは少ない様ですが、
 06年の統計によると、修学旅行の海外訪問先ベスト1は
 オーストラリア。海外を訪問した学校の18%が、オースト
 ラリアを選んでいます。

 以下、韓国16%、シンガポール10%、中国9%、マレー
 シア7%と続きます。


 大手旅行会社JTBの調べでは、同社に新婚旅行を申し込む
 カップルの約98%が海外を選んでおり、「修学旅行と新婚
 旅行は海外が常識」という時代が来るのも、そう遠くない様
 ですね。



 ■視点■ 
 開催すら危ぶまれたロシアとEU(パローゾ委員長と議長国で
 あるドイツのメルケル首相らが出席)の代表会談が、先週
 17日、ロシアで開かれましたが、お互いの意見の相違が浮き
 彫りとなっただけで、実りのない内容であったばかりか、欧州
 とロシアの関係は、戦後最悪の状況に陥ったと言えます。

 その会談の結果を受けて、今回の起訴・身柄引き渡し要求に
 至ったことは容易に想像が付きますが、旧共産圏の東欧の国々
 が次々とEU加盟を果たす状況は、ロシアにとっても決して
 愉快なものではないでしょう。

 地続きの両地域は、天然ガスのパイプラインの敷設場所など、
 密接な関係があるだけに、今後の動きに予断を許しません(ケン)



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posted by Office Ken-Herbie at 08:05| ワシントンDC ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ロシア・東欧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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