2007年05月10日

北アイルランド自治政府が復活

 >これだけは知っておきたい今日の国際・海外ニュース

 ▼今日のポイント▼
 北アイルランド自治政府が復活


 <解説>
 英領北アイルランドの自治政府が4年半ぶりに復活した。

 北アイルランドでは、アイルランドへの併合を求めるカト
 リック系住民と英国の統治に賛成するプロテスタント系の
 住民の間で、30年以上にわたり、武装闘争が繰り返されて
 いた。

 1998年の和平合意でいったんは自治政府が発足したが、
 政府関係者のスパイ事件が発覚し、英政府の直轄統治に戻っ
 ていた。

 両者の和平に尽力してきたブレア英首相は、これを花道に
 退陣を発表するものと見られている。


 
 ■今日のキーワード■ アイルランド
 ⇒ 島の北側の面積にして約5分の1は、イギリス領(北アイ
 ルランド)である。

 北アイルランドでは、イギリスの統治を望む住民と、独立して
 アイルランドへの帰属を望む住民がいたが、やがて、それは
 社会的マイノリティーとして差別を受けていたカトリック派と
 多数を占めたプロテスタント派との争いとなり、以来30年
 以上にわたって、計3000人を超える犠牲者を出すまでの、
 まさに血で血を洗う武力抗争が続いてきた。

 ブレア英首相が就任した翌年の98年、両者は包括和平案に
 合意し、自治政府が樹立され、05年には各地でテロ行為を
 繰り返してきたカトリック系の武装組織が「武装解除」を宣言。

 今年3月、プロテスタント強硬派の民主統一党(第1党)と
 カトリック強硬派のシン・フェイン党(第2党)との間で、
 初の党首会談が持たれ、自治政府の再開へと大きく舵を切る
 こととなった。


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 ■クイズ −世界情勢キホンのキホン−■ 
 :昨日の問題(難易度2)

 (問)現在のイギリスの第1位王位継承者は誰でしょうか?
 (答)ウェールズ公チャールズ(チャールズ皇太子)

   *カミラさんと再婚したのが05年4月ですから、
    もう2年も経つのですね。

    
   
 :今日の問題(難易度3)←正解は明日のメルマガorサイトにて

 (問)北アイルランドのイギリスからの独立を主張するカトリ
    ック系の武装組織(アイルランド共和国軍)のことを
    一般にアルファベッドの頭文字3つをとって、何と呼ん
    でいるでしょうか?


 
 ■世界のトリビア■  − ボストン −
 <ボストン・レッドソックス>

 ロゴマークが2つの赤い靴下であるこのチームは、過去ワール
 ドシリーズで6回優勝したことのある名門チーム。

 本拠地のフェンウェイ球場のライトスタンドには、21年間
 レッドソックスに在籍し「4割打者」「史上最高の打者」の
 異名を持つ、大打者テッド・ウィリアムスが放ったホームラン
 の飛距離を記念して、その場所の座席だけが赤く塗られてい
 ます。



 ■フロム・ザ・ワールド■  在外公館の実態
 設計の段階で「豪華過ぎる」との批判が出ていた新しい在ロシ
 ア日本大使館が完成しました。

 新庁舎は地上5階、地下1階建てで、執務室など部屋の数は
 100を超え、350人収容の多目的ホールも設置されてい
 ます。

 特に批判が強かったのは、館員用の厚生施設としての温水プー
 ルやサウナ、テニスコートなど。

 結局、温水プールは非常用の貯水槽となり、サウナとテニス
 コートは建造されませんでした。

 それでも、その総費用は93億円だということです。

 ところで、在外公館は機密の点を考えると、地元の設計・建設
 業者に依頼すべきではないと思うのですが、そのあたりは、
 どの様になっているのか気になるところです。

  

 ■視点■ 
 プロテスタントとカトリックの両強硬派が手を結び、自治政府
 が再開されたことは大きな進展ではありますが、いつ、また
 分裂しても不思議ではない、不安定さも同時に秘めています。

 ブレア首相の退陣に向けて、本当の花道を飾るべく、嬉しい
 ニュースになることを願って止みません。(ケン)



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