2007年02月15日

サドル師、イランへ逃亡か?

 >これだけは知っておきたい今日の国際・海外ニュース

 ▼今日のポイント▼
 サドル師、イランへ逃亡か?


 <解説>
 米のテレビは、イラクで最も影響力のある人物の1人、
 シーア派で対米強硬派のムクタダ・サドル師が同国を離れ、
 イランに逃亡したと伝えた。

 サドル師は、兵力6万人以上と言われる民兵組織マフディ軍
 を率いて、反米武装闘争やテロ・暗殺事件に深く関与して
 きた人物。

 バグダッドのサドル師の拠点地区では、米軍とイラク治安
 部隊による掃討作戦が強化されており、身の危険を感じた
 同師がイランに逃れたと伝えている。

 逃亡は2〜3週間前とされており、事実だとすれば、米軍の
 増派を前に出国した可能性が強い。

 

 ■今日のキーワード■ ムクタダ・サドル師(年齢不詳)
 ⇒ イスラム教シーア派の法学者であると同時に、過激な
 反米主義を唱え、民兵組織マフディー軍の指導者としての
 顔を持つ。

 イラクのシーア派有数の名家の出身で、父親はシーア派の
 高位聖職者であったが、サダム・フセイン政権下の1999年
 に暗殺されている。

 その毛並みの良さと、バグダッドのシーア派居住地域での
 父から引き継いだ社会慈善の活動を拡大することで、民衆
 からの支持を急速に広めていったが、いつしか、主流から
 外れるところとなっていったところに、イラク戦争が開戦。

 サドル師は、米軍に対して強硬な態度を取って抵抗を続け、
 やがて大規模な民兵組織を率いるに至った。

 特に貧困層からは熱狂的な支持を受けており、米国は
 マハディ軍をイラクの治安にとって最大の脅威と位置づけ、
 掃討作戦を強化していた。


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 ■クイズ −世界情勢キホンのキホン−■  
 :昨日の問題(難易度5)

 (問)6ヶ国協議の米主席代表はヒル国務次官補。それでは、
    今回のまとめ役として大きく貢献した、議長国である
    中国の代表と言えば?
 (答)武大偉・外務次官

 
 :今日の問題(難易度3)←正解は明日のメルマガorサイトにて

 (問)サドル師同様、アメリカから要注意人物としてマーク
    されており、「イラクの聖戦アルカイダ」を率いて
    数々のテロ事件を引き起こし、昨年6月に殺害された
    人物と言えば?


 
 ■5分で読める世界の名作■  −ヴェニスの商人−
 <第3話>

 バッサニオは、ボーシアとともに、すぐにヴェニスへ戻る
 準備を始めました。

 ヴェニスへ戻ると、アントニオはすでに牢屋に入れられて
 いました。シャイロックは、どんな説得にも応じず、「証文
 どおり」と言い張るばかりでした。

 いよいよ裁判の日がやってきました。裁判が始まると、
 裁判長の公爵は、アントニオに語りかけました。

 「このたび貴方を訴えた相手は、哀れみの心を持たぬ人間だ」

 アントニオは「覚悟はできています」と答えました。

 そして次に、裁判長はシャイロックに話しかけました。
 「この商人の受けたこの度の損害は大きく、誰しも同情の念
 を抱くであろう」

 しかし、シャイロックは、どんなに諭されても「証文どおり、
 肉1ポンドをもらう」と繰り返すばかりでした。


 <タイムブレイク>
盤ゲームの定番「オセロ」は、シェークスピアの悲劇
 「オセロ」から名づけられました。 美しき白人の妻を持った
 黒人将軍オセロの境遇が頻繁に変わる様子と、戦いの場が
 草原(緑)であるという内容から来ています。



 ■フロム・ザ・ワールド■  リオのカーニバル
 今週の土曜日から4日間、ブラジル・リオデジャネイロでは
 有名な「リオのカーニバル」が開かれます。

 カーニバルは謝肉祭とも呼ばれ、カトリックの伝統行事の
 1つ。 キリストの復活祭の断食の直前に行なわれる、少し
 狂騒的なお祭りです。

 リオで行われる様になったのは17世紀のこと。当時の宗主国
 ・ポルトガルの国王の即位を祝って、騎馬隊がパレードを
 行なったことが始まりと言われています。

 以来、カーニバルになると、リオの市民は奇抜な衣装を纏い、
 歌い踊る様になりました。

 期間中に約80万人が訪れると言われる熱狂的なサンバの
 お祭りは、1つのチームが3000〜4000人という
 規模でパレードを行います。
 
 14あるAクラスのチームは、コンテストの順位によって、
 毎年、下位の2チームが格下のBクラスのチームと入替に
 なるため、ダンサー達は全員気を抜けず、観客や審査員らに
 アピールをしながらエネルギッシュに踊り狂います。

 一見、陽気で華やかなリオのカーニバルも、実は熾烈な
 競争でもあるのです。



 ■視点■ 
 ザルカウイの殺害、サダム・フセインの処刑、そしてサドル師
 の逃亡と、ピンポイントでは成果(という表現が適切かどうか
 わかりませんが)をあげている様に見える米軍ですが、
 抵抗勢力側が指導者を失うことで、一層、バラバラとなり、
 最後には、誰と誰が、何のために戦っているのかわからないと
 いう泥沼の内戦に陥る懸念があります。 

 主だった指導者らが消えた今、米軍はこの戦いをどの様に
 終息に向かわせるつもりなのでしょうか? (ケン)



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