2006年12月12日

チリ、ピノチェト元大統領死去

 >これだけは知っておきたい今日の国際・海外ニュース

 ▼今日のポイント▼
 チリ、ピノチェト元大統領死去


 <解説>
 独裁者として恐れられ、長きにわたり、チリで軍事政権を
 率いたピノチェト元大統領が、心不全で死去した。91歳だった。

 ピノチェト氏は、73年、当時の社会主義政権を軍事クーデター
 で打倒。以降17年間にわたり、軍事独裁政権を率いた。

 その間、左翼活動家に対する弾圧を徹底的に進め、少なくとも
 3197人が殺害された。

 父親を軍政下の拷問で亡くしている現大統領のバチェレ氏は、
 国葬は行なわないと述べている。

  

 ■今日のキーワード■  ピノチェト事件
 ⇒ 「独裁者」として恐れられ、強権政治体制を敷いた
 ピノチェト元大統領は、南米の反共の砦として、アメリカの
 支援を受けて、左翼への弾圧を徹底して行なった。

 この間に犠牲となった人の数は、一説には約2万人と言われ
 ている。

 1998年、病気療養の為にロンドンを訪れた際、スペインが
 チリ滞在のスペイン人に対する虐殺の罪で、イギリス警察に
 身柄の拘束・引渡しを求めた。

 同氏は逮捕されたが、その後、「外国の国家元首が、自国で
 起こした罪を裁けるか?」に関して、裁判所の判断が
 二転三転し、この問題は3国の外交問題へと発展した。

 結局、約1年半後、同氏は解放され、政治判断によって、
 スペインへの身柄の引渡しは行なわれることなく、チリへと
 帰国した。


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 ■クイズ −世界情勢キホンのキホン−■  
 :昨日の問題(難易度2)

 (問)台北にある、世界一の超高層ビル「台北101」。
    その高さは?
       ア・約300m
       イ・約400m
       ウ・約500m
 (答)約500m

   *101階建てで、高さは508mあります。
    ちなみに、中東の国UAEでは、階数160階以上、
    高さ800m以上のビルが、2008年の完成予定で
    建設が進められています。

    
   
 :今日の問題(難易度3)←正解は明日のメルマガorサイトにて

 (問)南米チリの国土は、南北に長く、東西に短い、細長い国と
    して知られていますが、南北の長さが約4300kmに
    対して、東西の長さはどの程度でしょうか?
       ア・100km以下
       イ・200km以下
       ウ・400km以下


  
 ■2006年国際/海外10大ニュース■  

 (第4位 − 5月20日)
 ⇒ イラク、正式政府が発足

 <解説>
 イラク連邦議会は、マリキ新首相が提出した閣僚名簿を承認し、
 2003年4月のサダム・フセイン政権崩壊から、3年を
 経て、ようやくイラク人による本格政権が誕生した。

 新内閣はイスラム教シーア派を中心に、スンニ派、クルド人の
 各会派・民族が参加した「挙国一致」型となった。

 しかし、安定は実現せず、むしろ、各地で宗派間による衝突が
 広がり、事実上の「内戦状態」にあるのは周知の通り。

 イラク戦争は、既に第2次世界大戦の日数を上回り、
 民間団体「イラク・ボディ・カウント」の集計によれば、
 イラクの民間人犠牲者数は、55000名を超えている。



 ■今年の厳選トリビア■   
 今年掲載した「世界のトリビア」の中から、反響の高かった
 ものを選んで、紹介しています。 6月はW杯にちなんで、
 ドイツにまつわるトリビアを取り上げました。

 「BMWは何の略?」
 「ドイツ独自のビールへのこだわりとは?」 etc.
   ↓ ↓
 世界のトリビア − ドイツ編
 http://ken-herbie.com/trivia36.html


 
 ■フロム・ザ・ワールド■   ピンクの刑務所
 一面、ピンクに塗られた壁には、所々にテディベアが描かれ
 ていたりする。ここは、なんと米ミズーリ州の刑務所。

 囚人達の心を落ち着かせるために、アメリカ・テキサス州
 など、いくつかの刑務所では、試験的に、囚人服や独房の壁を
 ピンク色で統一しています。

 色彩心理学者によれば、ピンク色がもたらす鎮静効果に
 ついては、学会でも議論が分かれる様ですが、一人でも
 多くの囚人が早く更生して、社会に復帰できる様、あらゆる
 試みがなされているのです。

 

 ■視点■ 
 カンボジアのポル・ポト政権による大量虐殺の疑いも、
 当事者や当時の関係者らの高齢化に伴って、事件自体が
 風化しつつあります。

 過去の不幸は、ひとまず傍において、今日を生きていく。
 人類には、ある意味、そんな強さが備わっているのかも
 しれません。

 首都サンディアゴでは「独裁者の死」を喜ぶ市民が
 繰り出す一方で、彼が亡くなった病院の前に集まり、涙を
 流す人の姿も見られています(ケン)


 
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