2006年06月19日

中国、温首相のアフリカ歴訪

 >これだけは知っておきたい今日の国際・海外ニュース

 ▼今日のポイント▼
 中国、温首相のアフリカ歴訪


 <解説>
 中国の温家宝首相は、エジプトを皮切りに、8日間の日程で
 アフリカ7ヶ国歴訪を開始した。

 今年4月には、胡錦涛国家主席がアフリカ最大の産油国
 ナイジェリアなどの3ヶ国を歴訪したばかりで、中国が
 アフリカを重要な「石油の調達先」と考え、重視している
 状況が窺える。

 中国の政府要人が、2004年以降に訪問したアフリカの国は
 実に22ヶ国にものぼる。

 

 ■今日のキーワード■ 中国の資源外交
 ⇒ 高度経済成長が続く中国では、1993年に原油の
 純輸入国に転じて以来、「資源獲得」を目的とした、積極的な
 外交を行っている。

 中でも、資源は豊富だが開発が遅れていたアフリカは
 中国にとって格好の資源獲得先となり、アフリカからの原油
 の輸入量は、最近の10年間で約20倍に膨れており、今や、
 中国が輸入する原油の3割がアフリカ産である。

 「世界の工場」として、廉価な工業製品を開発途上国へ輸出
 することで、まずは経済面での結びつきを強め、且つ、欧米
 諸国と違い、「金は出すが、口は出さない=内政不干渉」と
 いう流儀を貫いていることから、アフリカ諸国からも歓迎
 されている。


 <カテゴリー:中国>  他の重要キーワードはこちら
 http://ken-herbie.com/china.html



 ■クイズ −世界情勢キホンのキホン−■  
 :昨日の問題(難易度5)

 (問)中央アジアに属する国で、上海協力機構に加盟していない
    国があと1つあります。 どこでしょうか?
 (答)トルクメニスタン

   *トルクメニスタンは、スイスに続き、「永世中立国」を
    宣言している為、機構には加盟していません。


   
 :今日の問題(難易度2)←正解は明日のメルマガorサイトにて

 (問)中国のエネルギー消費量は、世界何位でしょうか?


 
 ■世界のトリビア■   −ドイツ編−
先週に引き続き、「ドイツ」にまつわるムダ知識です。


 ドイツでは、ビールの品質維持のために、1516年に
 「ビールの原材料には大麦、ホップ、酵母、水以外のものを
 使ってはならない」という決まりが制定された。

 これは現在も引き継がれており、食品に関する法令としては
 世界最古のものである。



 ■今週のニューズウィーク誌から■   
 毎週月曜日は、ニューズウィーク誌から気になる記事を
 とりあげています。


 「利用された大物テロリスト」

 先々週、その首に約27億円もの懸賞金がかけられていた
 ザルカウィ容疑者が、米軍の空爆により殺害されました。

 これまでに幾度か、同容疑者を捕らえるチャンスのあった
米軍ですが、実は、イラク戦争開戦の直前にも、同容疑者が
 アフガニスタンのアルカイダ軍事キャンプからイラクへと
 移動した潜伏先で、化学兵器を製造している確かな情報を
 得ていました。

 爆撃の許可を求めたところ、返ってきた答えは「ノー」。
 さらに、「ホワイトハウスの戦争プランを邪魔するので
 はない」と。

 数ヵ月後、国連の場で、イラク戦争開戦の正当性を主張するに
 あたって、パウエル国務長官(当時)は、こう発言しています。
 「イラクにアルカイダと結びつきのあるテロリストがいる」。

 アメリカは、イラク戦争を開始する口実に、ザルカウィ容疑者
 を利用したのでした。



 ■視点■  
 中国の「金は出すが、口ははさまない」の立場は、内政面に
 問題を抱えることの多いアフリカ諸国にとっては、有難い
 「資金の調達先」であり、今後、ますます中国とアフリカの
 関係は密接なものになってくると思われます。

 例えば、民族紛争で国際社会から非難を浴びるスーダンからも
 中国は原油輸入量を拡大しています。

 この中国のなりふりかまわない外交姿勢に対しては、批判の
 声もありますが、一方で、私達が忘れている様な「一途さ」
 を感じることがあります。

 最近、日本(私達)の営業姿勢には、あまりに「きれいごと」
 や「スマートさ」が強調されて、本来の「売り込む」という
 気持ちに欠けていると感じることはありませんか?(ケン)



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Excerpt: 新政府が誕生。大物テロリスト・ザルカウィの死亡。自衛隊の撤退。各国のイラクへの対応が大いなる過渡期を迎えたように感じられる昨今、イラク戦争とはなんだったかを改めて考え直そうかと思う。↑ブログランキング...
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Tracked: 2006-06-27 21:46