2006年02月22日

ホロコースト否定発言で禁固刑

 >これだけは知っておきたい今日の国際・海外ニュース

 ▼今日のポイント▼
 ホロコースト否定発言で禁固刑


 <解説>
 オーストリアのウィーン地方裁判所は、ナチス・ドイツによる
 ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を否定した17年前の発言を
 理由に、英国の歴史家デービッド・アービング被告(67)に対し、
 禁固3年の実刑判決を言い渡した。

 アービング被告は、1989年、オーストリアでの講演で
 「ガス室は存在しなかった」とホロコーストの事実を否定する
 演説を行っていた。

 指名手配がかけられ、昨年11月、再び入国したところ、
 オーストリアの南部で逮捕された。

 オーストリアやドイツでは、ホロコーストの否定は法律で
 禁じられている。

 アービング被告は、この日の罪状認否で、「ガス室を否定した
 のは誤りだった」と認めたが、裁判官は「うわべの改心」として
 情状酌量しなかった。



▼今日のキーワード▼   ホロコースト
  ⇒ ナチス・ドイツによって組織的に行われたユダヤ人に
 対する虐殺・絶滅の計画のこと。

 当初、ナチスはユダヤ人を強制的にマダガスカル島などに
 移住させることによって、ヨーロッパから追い出す考えで
 あったが、戦局の変化などから、次第に「強制収容所」の
 過酷な環境下で、軍需産業の労働力として利用した後、
 「ガス室」に閉じ込めて殺すという、集団殺戮の計画へと
 変貌していった。

 犠牲者の数は定かではないが、600万人におよぶユダヤ人
 などが、命を落としたとされている。

 ホロコーストとは、「全部焼く」というギリシャ語が由来
 となっている。


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 ■クイズ −世界情勢キホンのキホン−■  
 :昨日の問題(難易度3)

 (問)ハマスから首相が指名されることが確実となりましたが、
    さて、首相と大統領の違いとは何でしょうか?
 (答)首相が行政府・内閣の長であるのに対して、
    大統領は国家の元首のこと

 
     
 :今日の問題(難易度2)←正解は明日のメルマガorサイトにて

 (問)ポーランドにあった強制収容所の1つで、最も多くの
    ユダヤ人などが犠牲となった、悪名高い強制収容所とは?



 ■世界のトリビア■  − 今週は頭の体操形式で −
 「オーストラリアの人口とオーストラリアにいる羊の数では、
 どちらが多い?」

 オーストラリアの人口が約2000万人に対して、羊は
 その7〜8倍の1億数千万頭います。

 羊や牛などの家畜が出すオナラやゲップに含まれている
 メタンガスには、二酸化炭素以上の温室効果があるという
 弊害があり、例えば、ニュージーランドでは温室効果ガスの
 50%以上が、羊などの家畜が出すものと言われています。


 → 明日は、オーストラリアと言えば、カンガルーなどの
   有袋類が有名ですが、なぜ、オーストラリア大陸ばかりに
   存在するのか?



 ■フロム・ザ・ワールド■     誘拐保険
 貧富の差が開く中国では、富裕層の子女を狙った誘拐事件が
 続発しています。

 20年前には年に数十件程度しかなかった誘拐事件ですが、 
 昨年だけで4000件近くにも上り、身代金の要求額も多い
 ものでは、1億円を超える様な事件も発生しています。

 防犯や警備に関連したビジネスが繁盛する中、「誘拐保険」
 まで登場しています。 一説によれば、誘拐被害を対象と
 した香港の地下保険に契約している中国の富裕層は2万人を
 超えるとか。

 自民党政治が良かったのか、日本人が勤勉だったのか、
 日本は高度経済成長時代においても、「1億総中流」と
 言われる程、大きな貧富の差のない社会を築いてきました。 
 凶悪な犯罪が増える現代ですが、あの頃の平和な社会を
 取り戻して、世界に自慢できる「安全な国」でいたいですね。


 
 ■視点■  
 ムハンマドの風刺漫画をめぐっては、「言論の自由」を声高に
 主張したヨーロッパが、今回は「言論の自由」を全く認めよう
 とはしませんでした。

 今日は、日韓の関係がぎくしゃくする原因ともなった「竹島の日」。
 昨今、他国や異文化に対する発言・表現が問題になっている
 だけに、「敢えて他人を刺激する」様な言動は慎むべき
 でしょうね(ケン)



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